ひかるは、 2001 年に大好きなマウンテンバイクを盗まれてしまったのをきっかけにヨガを本格的に学び始めるようになった。情熱を注いでいたマウンテンバイクが、一瞬にしていとも簡単に奪われてしまったため、道具に頼らずに出来る他の何かに自分のエネルギーを注ぐべきではないか、と考え始めたのだった。その盗難直後、ひかるは彼女にとって最初のヨガの先生であるジョシ・ヴァリチェリーを紹介された。ジョシのダイナミックで独創的な教え方と一貫した個人的な修練を重んじる姿勢は、ひかるにヨガ鍛錬における重要な真髄を教えてくれた。ひかるはシヴァナンダヨガ指導者資格を取得し、シヴァナンダヨガを含めハタヨガのワークショップを定期的に行っている。
二年間様々なハタヨガのスタイル、先生達の元で練習を重ねた後、自らのヨギニとしての経験をシェアするために一対一でヨガを教え始めるようになる。生徒との密接な関り合いを通して貴重な見識を学び、又そうした経験を分かち合うことが引き続き自身の修練をより奥深いものにしていくのであった。近年ではフランソワ・シャイユの元で、シヴァナンダヨガについて深く学び、シヴァナンダ・ヨガ指導者資格を取得。様々なワークショップも手がけている。
ヨガを本格的に始める前は、ファッションデザイナーのイッセイミヤケのデザイン事務所でフィッティングモデルとして仕事を始めたのをきっかけに、ファッションモデルとしてのキャリアが開花。国内及び海外で、長期に渡りファッションショーや雑誌、広告の仕事を数多く経験してきた。
また幼い頃から音楽をやっていたひかるは、日本大学芸術学部音楽学科を卒業し、近年はギャラリーやクラブなどで定期的に演奏をするかたわら、チャリティーやフェアトレード団体のイベントなどにも出演。エコロジー課題はひかるにとって人生の大切な一部であり、フェアトレードや環境問題改善を手伝う仕事にもしばしば参加している。
真の変容をもたらすヨガを見出すことの手助けが出来ることを願って、ひかるは多様な人生経験と多種のハタヨガを通して習得してきたことを織り交ぜながら、思いやりのあるアプローチを持ってヨガを教えている。